352人に1人になるかしら

裁判員制度の最初の30万人が明日通知となる。週末に通知が届いたらとりあえず30万人の名簿の中に入ってしまい、1年間の間は裁判員の50人に呼び出される可能性がある、という事になる。
辞退できる理由として全有権者の内、正当なのは70歳以上の人、来年1年続けて学生の人、重い病気や怪我の人、親族や同居人の養育・介護をしている人らしい。その他、出産、仕事の都合、出産、介護、重い病気や怪我の人も申し出ると考慮してもらえるらしい。
この「仕事の都合」というのはけっこうクセモノだろう。仕事というのは実は急に人が抜けてしまうとなんとかフォローしあってその穴は埋まってしまうものなんだけれど、抜ける当人は自分がいなくなったら困るのでは、もしも休んだら自分の居場所がなくなるのでは、と無用の心配をしてしまうもの(私もげんじょの時の休暇の前半は少し不安だった)。だから、実は会社的にはあまり困らないのに、「仕事の都合で」と辞退する人は多いんだろうなあ、と思う。
結果的には2万人に絞り込まれると言うから、28万人が辞退することは読んでいるのだろうけれど。
今回の30万人の選抜は352人に1人。うちの家族どちらかがあたる可能性は2倍だから176人に1人。雪だるまちゃんと天然お義母さんを入れれば88人に1人。会社で誰か1人が選ばれる確率はおおよそ4人に1人。そう考えるとけっこうな確率である。
なったら面倒だし大変だとは思うけど、有権者の権利として1度は人生勉強として体験したい気もする。週末ポストを覗くのが少し楽しみ。