これは始まりなのだ

先日来の嘘つき騒動の顛末。ずいぶんたくさんの方にご心配をかけてしまったので、書いておこうと思う。
今日当事者集まって打ち合わせをした。往々にしてあることだが、会って話をしてしまえば誰も傷つけあいたくはないのが常。話し合いは淡々と、お詫びを交えつつ進み、終了した。
その打ち合わせに参加しながら私は2つの事を考えていた。1つは、私自身が「叱り方」ということにこだわりを持っていたのだなあ、ということ。前職時代は入社して2,3年は工場や得意先との関係の中で嫌味を言われて取り合ってもらえない事や女の子なんだから泣いてみせればいいのにと言われた事が頻繁にあった。隣の課では部下を殴ったり、酒の席で罵倒してそのまま来なくなってしまったり、といった事もよく見かけた。その関係からか私は、「叱られた方が理不尽に感じる叱り方をする」事に対してものすごく抵抗があったのだ、ということを感じた。だからこそ、泣かされた、という事実に過剰に反応しちゃったんだろうなあ・・・
そしてもう1つ、考えていた、というより思い出したのは、まさしく5年前の自分自身の事。今日の打ち合わせに出るまで忙しさに取り紛れて忘れていたのだが、私が当事者の立場でこんな話し合いを持ち、上司たちに「メールでの不透明な決定事や噂話をやめて、決定プロセスを明確にしくれ」と訴えたことがあった。その時に上司として出席していた人間が今回も1人、含まれていた。上司側に回ってしまった今、大事なのは今日の話し合いでせっかく動き出した滞留していた案件や、わだかまりがあった人間関係がクリアになった、これを続けていくこと。再び何年か経ってまた新たな部下に同じストレスを持たせることがないように、継続していくことが大事だよなあ、と反省しつつ考えたりした。