わたしもててます

げんじょ

私はだいたい保育園に朝9時に送っていき、17時前に迎えに行くようにしている。特に朝はいつも同じ時間の電車に乗っているのでおのずと同じ親子と顔をあわせることが多い。何組かいる親子の中に、トルコ人のお父さんと日本人のお母さんのハーフの可愛い男の子（以下とるこくん）がいる。お母さんは外資系の金融会社で働いているのだが、このとるこくんがとっても私の事を気に入ってくれているのだ。
2歳になったばかりなのだが、いつも私の近くにやってきてはベビーカーをたたむのを手伝ってくれたり色々とお世話をしてくれる。手が空くと「だっこ」と言うので、抱っこしてやると実に満足そうにお出かけを見送ってくれるのだ。
そんなとるこくんと今日初めて帰りのお迎え時間が一緒になった。いつものように私がげんじょを迎えに行くと一番にぱたぱたと飛んできてくれる彼としばし遊んでいるとそこにとるこくんのお母さんがやってきた。そこにげんじょがつれてこられた瞬間だった。
ベビーカーにげんじょを寝かすととるこくんが突然げんじょの顔をばしっと叩きに行ったのだ。みんなびっくり。幸い手は外れてげんじょはきょとん。保育士さんも「ほんとにげんじょのお母さんが好きなのねえ」とびっくり。私、好かれているのね♪