こどもたちよ、ごめんなさい

おしゃしんはいしゃく。

12月はだんなさんのお仕事が忙しかったので、1ヶ月遅れてしまったが、今日は結婚記念のお食事にだんなさんと2人で行ってきた。行き先は毎年の恒例で結婚式を挙げた帝国ホテルのレ・セゾン。げんじょには保育園に行ってもらい、雪だるまちゃんにゲンジョをお預けしてゆっくり食事をさせてもらった。
だんなさんと2人で外食するのは実に2006年12月の結婚5周年記念のレ・セゾンから1年1ヶ月ぶりである。正統派のフランス料理でだんなさんは真鱈、イノシシのコース、私は帆立貝と小鳩のコースにしてちょっとずつシェアしながら美味しく頂いた。シェフが4年前にフランス人に替わって、内装が家庭的になり、決して万人受けはしない、ジビエやフルーツソースのお料理が特徴になった。
3年続けて担当してくれたギャルソン(彼は我々が婚約したときの席も担当してくれていた人)と楽しくお話しする中で聞いた所、客層は以前のメインダイニングからがらりと入れ替わってしまったが、新たなファンができてきているのだそうだ。事実、天然お義母さんは「お肉料理で牛肉が選べないコースは非常識だ」と足が遠のいてしまった。
小鳩、ウズラ、イノシシ、蝦夷鹿、ウサギ・・・お料理のソースもチョコレート、マンゴーとコショウ、玉葱のチャツネにムール貝のムース、黒トリュフとジャスミン茶のムースなどなど非常に変わっている。もちろんとても美味しいのだが、「王道」という安心感とは、ソレは違うもの。
帝国ホテルのように伝統を重んじるイメージのホテルが、メインダイニングを日本人向けにアレンジされていない本格フランス料理に切り替えるのには英断が必要だったはず。その判断にも、新たな顧客を開拓したスタッフの皆さまにも頭が下がる。
今年は授乳中なので当然乾杯もノンアルコールカクテルで。来年は卒乳しているからまたちょっとだけ飲もうかな。乾杯用のシャンパンとお肉とお魚に合わせてソムリエの赤白のお勧めハウスワインの計3杯(だんなさんはノンアルコールだけど)。それもまた楽しみ。
また今年の12月に一緒に行こうね♪と話しつつだんなさんと帰路についた。げんじょ、ゲンジョ、雪だるまちゃん、楽しい時間をありがとう!