不幸

香子さんのおばあさまが亡くなられたと彼女から連絡をもらった。
ご不幸に直面すると、つい自分の事を思い出す。自分が、父親が死んだ時、祖父が死んだ時、何を感じたか、と振り返るとそれはいつも「死ぬ事は悲しい事だけど、生き残った人たちできちんと生きていかなくちゃ」という事だった。
今日もふと当時の雪だるまちゃんを思い出し、不似合いとは思いつつ、「お母様やお身内が疲れ過ぎないように気をつけて」と声をかけた私。本人も大事にしていたからさぞ堪えていることだろう。
大往生だから、いい歳だったから、というのは周りは言ってはいけない事だと思う。肉親にとっては歳がいくつでも死は死。お別れはお別れ。ご冥福をお祈りしたい。