へびとマングースの続き

結婚式が終わって帰宅するとそれほどしない内に天然ご両親が遊びにくる事になった。久々にご両親揃って遊びに来ると、お義父さんが「兜は?」と尋ね、だんなさんが「それは初節句のお楽しみ。」と言うと例によってお義母さんがぶいぶい文句を言い出したので、写真を見せてあげた。(隣の部屋に飾ってあるんだけどね)
するとお義母さんが突然大きな声を上げて
「あらやだ、なんで「愛」なんて字がついてるのよ!?」
と言った。げんじょの名前についている漢字にすればいいのに、なんでこんな文字を、と文句を言い出したので、「これは直江兼続という武将の兜なんですよ」と説明したら、ますます
「そんな他人の兜に似せてどうするの。わざわざ作ったって聞いてたのに、真似するなんて」
と言い始めた。う〜ん、でもお義母さん、よく五月人形屋で売っている兜も徳川家康伊達政宗のレプリカなんですよ、と説明しても「わざわざ作ったのに他人の物を真似るなんてムダなお金使って馬鹿馬鹿しい」と一点張りの彼女にとうとうだんなさんが「モノが分からないのに口出さないでくれよお!」と言い出した。
またもや気遣いのお義父さんが「まあまあ、どっちもどっちだからむにゃむにゃ・・・ああ、そろそろ夕飯の時間だから家に帰らなきゃ」と収拾してくれた。
ううむ、へびとマングース、まだまだ続くのか・・・