さようなら

今日は前職のお客様のお葬式で取手セレモニーホールに行ってきた。
葬儀は現役での死という事もあって多くの方が参列され、しめやかに行われた。お世話になった方たちや前職の上司といった面々に会えたのは懐かしかったが、故人とのお別れは寂しいもの。弔辞や喪主である奥様のご挨拶を伺う度に生前お世話になった様々なシーンが思い出されてならなかった。
娘さんが出棺の時にずっと泣いて父親を呼び、蓋を閉めさせなかったのは印象的だった。55歳での若い死は私の父親も同じ事だが、癌と知ってからその日を覚悟して待っていた私と父親が倒れる瞬間までこれほど早い父親の死を想像すらしていなかったであろう彼女とでは事情が違う。でもそれをみた時、「そうか、あんなに冷静にするよう頑張ってなくても良かったのかな」と昔の事を振り返ったりもした。