迷子

今日の最後のお客さんは六本木一丁目の裏手だった。18時半のアポだったので、てくてくと向かっていると、当のお客さんから携帯がかかっている。いやな予感がして出てみると案の定「遅れてます〜。19時15分からのアポに変更してくださいぃ〜」とのこと。仕方がないのでお茶をしてからお客さんのところへ向かった。
商談を済ませてから、ふと、「ひょっとしてここから麻布十番は近いんじゃないの?」と気づいた私。大江戸線だと約半周になるが、やっぱり楽なのだ。そこで広域地図を見ながらふらふらと麻布十番くさい方向へ歩き始めた。
しかし・・・着かないのだ。麻布だの、狸穴だの、見知った地名がばんばんあるのに駅と交番だけが見つからない。かつ通りかかるのは外人ばっかりで、道も聞けない。
結局15分くらい歩いていたら、ぼわわっと寂しい路地に都営線の駅のマークを見つけた。
「勝った!」根拠のない満足感を味わいつつ駅に近寄ってみるとそこは赤羽橋。う〜ん、六本木からだと2駅歩いてる。麻布十番はどうしたんだ・・・
とほほ。