自閉症ですね

公園大好き

保育園とも相談してきた結果、「やはり発達が遅いよね」という結論に至ったゲンジョを連れて病院に行ってきた。ずっと気になっていたので、書籍を買ったり、インターネットで調べたりで、ゲンジョの症状と一番近いのは自閉症なのだろう、となんとなくのあたりはつけていたが、病院に行って様子を話してみるとあまりにもあっけなく「これは自閉症、という診断で間違いないです。検査に進みましょう。」との事。覚悟はしていたけれど、もうちょっと「その子の特性かもしれません」「○歳までは様子を見ましょうか」とかなるのかな、と勝手に想像していたので面食らいつつ、少しあわてた。
げんじょよりもむしろ何でも早くできてきたゲンジョだが、2歳に入ったあたりで「2語文が出ない」「目線が合わない」「うなづきがない」「パズルへの執着心がものすごい」あたりが顕著になってきた。「ぱぱ、まま、にいちゃん」あたりの識別も曖昧で、げんじょですら幼心に「ゲンジョは他の子と違うよね」と言ってきたくらい。
どこで自閉症になったのかな、とも考えてみたりもした。卵子を採取した時?顕微授精した時?その後出血した時?妊娠中に内耳炎で膿がたまって抗生物質を飲んだ時?だんなさんが40歳過ぎだから、ともずいぶん周りから言われたりもした。まあ色々と要因はあるのかもしれないが、それを言っても詮無いこと。診断が早く出たのはいいことだと思って、これからできることをやっていきたいと思っている。彼が楽しいことを周りも楽しくなるようにどう溶け込ませていくか、色々と知恵を絞っていきたい。その点では多動気味とはいえ、乗り物での移動と身体を動かすのが大好きなのは好ましいことだと思っている。
ただ、気になっているのは天然ご両親、というかお義母さんのこと。お義母さんは、レストランで食事をしていて隣のテーブルに障害を持ったお子さんがいる時は、「障害児って見てると気分悪いから外に連れ出さないでほしい」と声に出して言ってはばからない。私が妊娠したときも「障害さえなければいいのよ、障害があったら人生なんかおしまいなんだから。お母さんがちゃんとしていれば障害なんて出ないんだから、私はそうだったから、」と何度も念押しされた。
だんなさんには既に「ゲンジョに障害なんかあったらどうするの、げんじょがかわいそうじゃない、」と色々探りが入っているらしい。だんなさんは小学校に入るまで、「なんとなく鈍い子、自分以外に興味が薄い子」で通したい、と言っている。絶対にお義母さんが「ゲンジョがいなければ」的な発言をするから、自閉症があるとは意地でも言いたくない、と言うのだ。
そういう親子関係も不思議、と思って、色々と話合いを提案してみたけれど、多分彼は元々折り合いの悪いお義母さんをこれ以上嫌いになりたくないのだと思う。それも一つの形。尊重していくことにした。
これから色々な障壁があると思う。会社にも迷惑だから辞めてほしいと言われるかもしれない。自分で辞める判断をせざるを得ないのかもしれない。でも、今は、ご飯より(もしかしたら育児より!)好きな経済活動、社会活動には関わっていきたいと思うから、仕事をしながら育児をしていく道を目指してみるつもり。
さあ、これから忙しくなる。明日はセミナー、明後日は15日でゲンジョは2歳11ヶ月になる。また明日から心機一転、頑張るぞ!