お薬がぶ飲み

げんじょは今鼻水をやわらかくして詰まらせないようにする薬を飲んでいる。彼が非常に中耳炎になりやすいので、ぐずっと来た時点で先手を打って、おなじみの耳鼻科に連れて行ったのだ。げんじょは耳鼻科の先生を「こちょこちょ先生」と呼び、実によくなついている。耳をいじられても、鼻を覗かれても嫌がりもしないし、先生がヘラを持って近づいただけでべえっと下を出す従順さ。
そして出たお薬は自分から「げんじょ、おくすりのむよ」と取り出してきて、小皿にお白湯を入れて混ぜてやると三々九度のようにさっくり飲み干す。
うーん、だんなさんと話したのだが、この医者好き、薬好きの血は絶対に天然お義父さんのもの。隔世遺伝だ、間違いない。