団塊の世代はえらいけど

子育ての合間の真面目話。
最近よく取り上げられている2007年問題。今回の選挙でも地味に争点になっていて、慌てて作った各党のマニフェストにもだいたい謳われている。
国民新党新党日本自民党と意見がそっくりだったり、「これから検討します」と答えられないのは仕方がないとして、驚くのはほとんどの政党の意見が彼らの希望に応じて定年を延ばしたり、企業側で受け入れしたところを助成する、というものだったことだ。
正直言って今まで団塊の世代の方たちが培っていた技術を継承しなければならない、というのは以前から分かっていたこと。別に今更2,3年彼らの企業での勤務が延びても企業側は絶対にそれを引継ぎ等に当てずに彼らの能力を最後まで現場で使わせるに決まっているのだ。事実、私の前職だった超一流と言われている3ツ星会社でも定年を迎えた方たちは運良く残れても今までの半額近い給料でこき使われているだけ。決して研修の教員になったり、誰か有望な若手をつけてマンツーマンで教えたりといった建設的な事には全くならない。
それならば全く別の会社からコンサルで行ったり、改めて嘱託みたいな形で入った方がまだお金も取れるし、企業もきっちり技術継承を目的とした人事ができていいんじゃあるまいか。
そんなわけでこの問題に関しては公明党の「シルバー人材センターの充実と起業支援」に私は賛成。創価学会じゃないけど。